特集FEATURE
手書きの魅力を感じるインク
HERBIN/エルバン
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はじまりはシーリングワックスから
冒険好きで船乗りだった創始者J.エルバン。原料を求めて世界中を航海する中で、インドで買い付けたシーリングワックスの材料が飛躍的にその質を高めました。たちまち封蝋はヨーロッパで広く習慣となり、王室の御用達にもなりました。
1700年にはインクの本格的な生産が始まり、1792年、最後の神聖ローマ皇帝フランツ2世戴冠の折にはエルバンのインクが献上されたとの史実も残されています。フランス人が最初に指名するインクはエルバン。これはナポレオン以来の国民的伝統でもあります。
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魅惑の輝き アニバーサリーインク
ブランド生誕340周年を記念した、エルバンのフラッグシップともいえるアニバーサリーコレクション。数多くの航海を重ねたエルバンの、豊かな人生とその冒険をデザインソースにしています。
金の微粒子入インクは、見る角度や光のあたる角度によって輝き、様々な表情をみせます。手書きの楽しさを存分に味わえる、インク好きにはたまらない魅惑的なアイテムです。
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【エメラルド】エルバンが航海中に常にポケットに入れていたと言われるエメラルドをイメージ。金の微粒子の輝きとエメラルドグリーンの対比が美しいインク。
【ストームグレー】名前の通り、多くの航海で出会った嵐の海をイメージ。厚い雲と暗い海が混ざったような墨色に、稲妻が走るように金の微粒子が輝きます。
【オーシャン】当時、インディゴ染料を多く供給していたインド・ムガル帝国の航海をイメージ。深みのあるオーシャンブルーに金の微粒子が鮮やかに輝きます。 -
気軽に楽しめるカートリッジタイプ
定番のトラディショナルインクは、自然の色にヒントを得て作られているカラーインク。その時の気分や用途別で使い分けたり、手紙を送る相手へ思いを馳せながらインクをセレクトするのも楽しいシリーズです。
エルバンを代表するカラー「ヴィオレパンセ」はすみれから生まれた濃い紫色。長い年月をかけて出来上がる琥珀の黄金色をイメージした、美しい濃淡を楽しめる「ビルマの琥珀」。エルバンが航海の最中にインドで出会った高貴な「インディアンオレンジ」など。
カートリッジタイプは、小さなアルミ缶に入った6本セット。万年筆は苦手という方には、カートリッジ対応のローラーボールペンもあるので、入門編として気軽にエルバンのインクを楽しめます。