特集FEATURE
アートのように美しい 壁掛け時計の魅力
Rediscover the charms of wall clocks
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壁掛け時計はインテリアコーディネートには欠かせない、お部屋に「テーマ」を与えてくれるアイテムの一つです。
最近ではスマートフォンで時計を見ることが増えてきましたが、壁掛け時計には単純に時間を確認するだけでない、目には見えない「空間」を生み出す魅力があります。
時間の流れを感じさせる時計、反対に時間の流れを感じさせない時計。時計には様々な個性があります。今回は素材やデザイン、コンセプトの全く異なる4つの壁掛け時計をご紹介します。
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視認性の高いアラビアインデックス
1943年にデンマークの鉄道に採用された、アルネ・ヤコブセンがデザインしたクロック、「STATION」。
より視認性が高く、誰が見ても一目で時間がわかる最もシンプルなアラビア数字のフォントをインデックスに使用しています。
配色のバランスやシンプルながら存在感のある文字盤は、空間に規律と品格を与えてくれます。
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鏡に映り込む美しさ
LemnosのFluct は「品格」をテーマに、素材と質感表現に主眼を置き、あらゆる細部まで徹底的にデザインされた壁掛け時計です。
美しい文字盤は、インデックスをくり抜いた非常に薄い天然木材をミラーに貼り合わせています。
周りの風景がミラーに映り込むことで、時計とは別の「動き」が感じられるでしょう。
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時計から解き放たれる時間
「時間は空間を穏やかに流れているもので、時計という物体の中に閉じ込めたくない」そんな思いからこの時計は生まれました。
かみの工作所の紙時計は大きな円盤が「時」、小さな円盤は「分」を表し、緩やかに時間を示します。
小丸に機能はなく、自分にとって特別で大切な時間の目安として、空間に表現してみてください。
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伝統と革新を感じる真鍮着色
LemnosのOrbシリーズは、古く錆びた真鍮の計器をイメージの源泉とした掛け時計です。
真鍮着色は高岡銅器の伝統的着色技法、糠(ぬか)焼き朱銅色を応用して発色しています。
職人が生み出す伝統の技や真鍮の持つ素材の魅力など、他にはない美しい掛け時計は存在感が一味違います。