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土鍋が引き出す素材の旨味

土鍋が引き出す素材の旨味
Beautiful japanese clay pot

昔から日本の食卓で愛され続ける土鍋。現代の食卓に合わせ、機能や形など様々なデザインが登場しています。変わらず愛用される理由は、高い保温力により食材の旨味をしっかりと引き出してくれるから。金属や鉄とは異なる、土鍋ならではのおいしさをご堪能ください。
  • 愛され続ける土鍋の魅力

    土から出る遠赤外線効果によって食材にじっくりと熱を加える土鍋。ゆっくりと温まるからこそ、食材の甘味や旨味をより引き出します。高い保温力で、一度温まると冷めにくく、火を止めてもグツグツと温かい料理を楽しめます。

    リビング・モティーフが取り扱う土鍋は形や機能も様々。毎日でも使いたくなるような3つの土鍋をご紹介します。

  • kanae だえん土鍋

    土鍋としては珍しい楕円の形をしたkanaeのシリーズ。一般的な丸い土鍋に比べ、魚など横に長い食材も反ることなくまっすぐ置くことができます。蓋を閉めたら、だえん型でも鍋全体にしっかりと熱が行き渡ります。

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    土鍋はゆっくりと熱が通るので、急激に食材に負担をかけることなく、煮崩れの心配も軽減。アクアパッツァなど煮込み料理に最適です。

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    蒸し焼きやオーブン料理も楽しめる浅型と、おでんやポトフなど汁気の多い料理に適した深型の2サイズ。青みがかった淡いグレーは、今までの土鍋のイメージを覆す現代的な色味。パエリアやパンプキンスープなど、洋風料理も綺麗に映えます。

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  • 長谷製陶 かまどさん

    土鍋で炊いたごはんの美味しさは格別。土鍋の蓋を開け、ほんのりと甘い香りが部屋に広がる瞬間は、言葉に表せないほどの幸福感に包まれます。

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    直火用であればどの土鍋でもごはんを炊くことができますが、吹きこぼれや火加減の調整が難しいもの。そんな悩みを解決するため、かまどさんには吹きこぼれを防止する内蓋がついています。鍋の状態を見ながら面倒な火加減調整も不要のため、安心しておかずの準備に集中できます。

    ごはんの炊き方は本当に簡単。浸水させたお米を約10分火にかけ、20分蒸らしたら完成です。

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    さらに美味しくごはんを楽しむために、おひつに移しかえるのもおすすめです。炊き上げたお米を入れて10分すると、おひつがお米から余分な水分を吸収し、杉の香りもついた美味しいご飯に仕上がります。

    食べ切れずに残ったお米もおひつに入れて保管する事で、冷めてもパサパサにならず、適度な水分状態を維持することができます。

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  • 長谷製陶 IH対応蒸し鍋

    一度温まれば熱を逃しにくい土鍋は、蒸し料理にぴったり。長谷製陶の蒸し鍋には、陶器製のスノコが付いています。スノコの上に食材を乗せて蒸すことで、お肉などの余分な油を下へ落とし、ヘルシーに仕上げます。もちろん、スノコを外せば一般的な土鍋としても使う事ができます。

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    土鍋は直火で調理するタイプがほとんど。家族で鍋を楽しみたくても、キッチンがIHだと調理ができなくて諦めてしまう方も多いのではないでしょうか。

    IH対応蒸し鍋は、IHと直火どちらの熱源にも対応した万能な土鍋。いずれ引越しをしてキッチンの熱源が変わったとしても、長く使い続けることができます。

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    スタイリッシュな卓上IHと組み合わせて、テーブルの上で熱々の料理を楽しむことも。卓上IHは卓上コンロに比べ、ガスボンベの廃棄の手間も無くなります。

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  • 使い始めは目止めの作業を

    簡単に美味しい料理を作ることができる土鍋ですが、どんな土鍋も忘れてはいけないのが、ヒビ割れ防止のために行う目止めの作業。焼き物の土鍋の表面には、目に見えない細かい気孔がたくさんあります。高温で使用していくうちに気孔からヒビが入って水が漏れたり、土鍋が割れたりしないよう、気孔を埋めてから使用しましょう。使い始めにお粥や片栗粉をといて加熱することで、でんぷん質が土鍋をコーティングし、気孔を埋めてくれます。

    気温が下がると、暖かい料理が恋しくなります。炊きたてごはんや旬の食材で、体温まる土鍋料理をお楽しみください。

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豊かな食文化と伝統工芸が今も栄える、石川県金沢市で1908年に創業したニッコー。原料加工、生産、出荷まで、金沢市の郊外の本社工場で一貫して行ない、日本でのものづくりにこだわっています。長年培われた伝統をベースにつねに技術革新を重ね、高いクオリティのテーブルウェアを手がけています。
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